今月の一言 2020年11月

 今年の7月に30年ぶりに250ccのオートバイを購入し、乗り回しています。乗る度に、長い間忘れていた感覚が徐々に戻ってきて、風と一体になって走る時の爽快感はたまりません。自粛期間中にため込んできた憂さ晴らしには二輪車は最適です。外の温度も直接肌で感じることができますし、乗用車のように窓がありませんから空気の匂いもそのまま鼻に入ってきます。高校生の頃、長野県の志賀高原の志賀草津道路を走っていた時、目の前に広大な景色と共に硫黄の匂いが漂ってきて、今でも忘れられないツーリングでした。

 30歳まであと4か月に迫った時、20代最後の思い出を作るため、急に思い立って北海道ツーリングを決行しました。当時は自分のオートバイを旅客機に乗せて現地の空港まで行けるツアーがあり、台風の接近で土砂降りの羽田から釧路に向かいました。私はその頃、現在と違って超がつくほどの「雨男」で、釧路に降りてからも東京から連れてきた雨と過ごすことになりました。4泊5日の日程で最初の二日が大雨ですから、幸先の悪さに心がくじけそうになりました。しかし、三日目からようやく晴天に恵まれ、少し早い秋の道東を楽しむことができました。機会があったらもう一度、今度は最低2週間位かけて回ってみたいと思います。

 気の合った仲間と行くツーリングも楽しいですが、私は単独で行くのが好きです。行こうと思ったらすぐにエンジンをかけ、目的地を考えずに気の向くままに走り、途中気が変わったら別の道に入ることができます。休憩も自分のペースで取れますし、飽きたら進路を変えていつでも家に帰れます。スピードはほどほどに、自信過剰にならないよう、常に安全運転に心掛けて末長くハンドルを握れればいいと思います。

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