今月の一言 2020年10月

 10月は柑橘類の収穫期に入ります。我が家では、梅雨の頃には小さなビー玉くらいだった実が、夏の終わり頃からどんどん大きくなります。まず、サンマの収穫期に合わせて一番早く食べ頃になるのがカボスです。焼いたサンマにカボスをかけるととても美味しくなります。しかし、今年は去年に引き続きサンマが不漁で、店頭に並んでもびっくりするような値段で手が出ません。三日続いても大丈夫なほどサンマ好きの私にとって、この時期食べられないのはとても辛いことなので、一尾298円になったところで買って食べましたが、見た目そのままで脂が全くのっておらずがっかりしました。

 今年もシークワーサーが順調に育っています。小さな苗を買ってきて10年以上ほったらかしにしていたところ、ようやく収穫できるようになりました。他の柑橘類と比べると実がかなり小さいので、中身を搾るのが一苦労です。生育する土地から1500キロも離れた気候の違う土地でも、たくさんの実をつけてくれるとても元気な木に生長しました。5年位前に買ったライムには今年は12個の実がなりました。今までレモンで何回も失敗を重ねていて、レモンとは余程相性が悪かったようです。地植えでいかに冬を越せるかが最大の問題です。また、レモンは毎日葉の様子を観察していないと、蝶の幼虫にすっかり丸裸にされてしまいます。何故かレモンだけやられて、カボスやシークワーサーには免れています。

 柑橘類の最後を飾るのがユズです。去年は当たり年で、200個以上とれましたが、今年はどうやら二けたいかないくらいの不作になりそうです。ユズほど当たり外れの大きい柑橘類はありません。理由は全く分かりませんが、天候のせいだけではないようです。ユズの花が開花した時に、受粉の助けをしてくれる蜂などの昆虫が少なかったせいでしょうか。今は葉の色に同化した実も、12月頃になると黄色くユズらしくなってきます。自然を相手ではどうしようもありませんが、サンマと同様、ちょっと寂しい気持ちになります。

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