今月の一言 2020年5・6月

 学生の頃から、こんなにも長い休みをとったことがありません。休みと言えば大学1年の時、7月の中旬に終わった前期試験から、後期が始まる10月1日までの2か月半が今までの最長記録でした。それが今回の新型コロナの影響で、記録の更新となりました。大学生の頃は休みがどんなに長くても、週に6日はアルバイトに精を出していたので、時間を持て余すことはありませんでした。今では考えられませんが、当時は給料をもらっても特に使うあてがなく、かと言って貯金をするわけでもなく、それでも何故か月末にはほとんど残っていませんでした。大学では基本的に宿題というものもありませんから、大学に通っている頃が本当に気楽でした。大学の授業は文系ですと一年間で実質8カ月程度でした。

 働き始めるようになってようやく休みの喜びがわかってきました。特に塾をやっていると、夏は夏期講習があるために、長い休みをとることが難しく、いつの間にか長期で休みをとることを考えなくなりました。塾の仕事が大好きで、違う仕事の掛け持ちをしたこともありました。いわゆる二足のわらじですが、実際にやってみるとかなりハードです。一番こたえたのは睡眠時間が少なくなることです。朝から晩までですから、一日があっという間に過ぎてしまいます。歳をとるにつれて一日が短くなると言いますが、感覚的には15時間はないような気がしました。

 新型コロナの影響で休校になってから、皮肉にも念願の長期休暇をとることになりました。元来家でじっとしていられない性格なので、一生諦めていた長い休みも、外出自粛によって本当に困りました。仕方なく、家の周りで庭仕事や畑をやったり、日曜大工をやったり、天気のいい日は散歩がてら近くの低山を歩いたり、天気の悪い時は家で本を読んだりテレビで映画を観たりしていました。憧れていた折角の休みも瞬く間に過ぎていき、今では引退した後の時間の過ごし方を真剣に考えるようになりました。

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