今月の一言 2020年4月

 今まで特別大きな騒動もなく42年塾を続けてきましたが、今回の新型コロナは想定をはるかに超えていました。国内でも毎日増え続ける感染者だけでなく、目を疑いたくなるほど、世界地図が徐々に赤く塗られていきます。まるで世界大戦のようだと言った人もいましたが、戦争を経験していない人にも不安が拡がっています。国の事情で感染者の有無を発表しない国もありますから、もうすでに世界全体が赤く染まったかもしれません。

 今回の騒動で後手後手という言葉を使う人がいましたが、後からなら何とでも言えます。全てのことに対して速やかな行動は難しく、ましてや重大なことを決定するのは相当なリスクを伴います。失敗をした後でよく反省することは、次の行動で必ず役立ちますが、時と場合によっては素早い決断力や行動力が必要となります。

 インターネットの普及によって、瞬時にして多くの情報を手に入れることができる現在でも、うわさやデマに惑わされる人が少なくありません。そうした人の不安につけ込んでお金儲け(小遣い稼ぎ)をする輩がいます。これは火事場泥棒とほとんど変わりありません。需要と供給という経済活動からすれば自然なことであっても、人の弱みにつけ込んで利益を得ることは人の道に反することです。悪銭身につかずと言いますから、お金の価値がわからなくなってしまい、儲けたお金もあっという間に使って、後に残るのは罪悪感だけです。最初から罪悪感がある人はやらないと思いますが。

 学校が休校になってから二週目のある夜、市内の塾を見て回りました。かなりの数の塾が営業していて、生徒が勉強に来ていました。何のために学校が休校措置をとったのかわからないのでしょうか。塾も学校の一部だと思っていますし、感染のリスクは学校の比ではありません。少しでも感染の拡大を防ぐことが大事ですから、塾もそれこそワンチームになるべきです。

 終息に向かって先の見えない状況の中、一人ひとりが最低限の行動をとっていれば、必ずその日がやってくると思います。自分も含めてあとどのくらい我慢できるかが最大の問題です。

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