今月の一言 2019年12月

 毎年11月に入り、タマネギの苗を植え終わると、畑が寂しくなってきます。春から秋にかけては多くの種類の野菜が育っていましたが、来年の春までは植え付ける野菜も限られてきます。植え付けるだけであまり手間のかからない、市特産の「のらぼう」や鍋に入れる水菜などしかありません。白菜などもありますが、農薬を使わないで育てるには不向きな野菜です。

 葉物野菜を育てる時に厄介なことは、虫と鳥による攻撃です。相手も生きるために食べにやってくるわけですから、畑をやる者にとって永遠のライバルです。春や夏は虫による被害が多いので、捕虫網を使って一匹ずつ捕るしかありません。畑が大きな道路沿いにあるので、いい大人が捕虫網を振っている姿はどう映るのでしょうか。しかし、そんなことを考えず虫捕りに専念します。 

 寒くなると、虫の数が急に少なくなる代わりに、鳥の襲撃にさらされます。太陽が昇り始めると早速集まってきて、虫とは比べられない速さで葉を食べていきます。しかも、のらぼうなどの葉物野菜は伸びたばかりの若く柔らかい葉だけを残らず食べてしまいます。網で覆っても、網の隙間などから巧みについばみますから手の打ちようがありません。まさに完敗です。

 今年は作戦を変えることを考えています。鳥の天敵を畑の近くに置いてみようと思っています。昔どこの畑にもあった案山子ではなく、鷹やフクロウなどの置き物です。飛んでいるように見える凧のようなタイプのものもあります。この知恵比べ、どちらに軍配が上がるでしょうか。

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