今月の一言 2019月8月

 神宮球場に行ってきました。高校野球の西東京大会の決勝に母校が出るからです。高校を卒業して40数年、やはり母校の名前が出ると、落ち着いていられなくなります。数日前に梅雨が明けたのは良かったのですが、その後に台風が来たり天候が心配でした。試合が午前10時に始まると聞いて前々日から緊張してよく眠れませんでした。

 外野席に入ると試合はもう始まっていて、とりあえず全体を見ることができるライトの中段に座り観戦しました。球場に来ること自体、たぶん30年以上前に後楽園で巨人戦を観た時以来です。やはり、テレビで観る試合とは臨場感が全く違います。母校のチームが活躍する度に、一人で手を叩いたり、声を出したり、久しぶりに手に汗握るいい試合でした。最後に、優勝が決まった時には、興奮のあまり手がブルブル震えていました。

 球場を出て千駄ヶ谷の駅に向かう道で、高校1年生の頃のことを思い出しました。入学したばかりの頃、放課後、水泳部の部活体験で東京体育館の水泳場に来ました。部員と同じメニューをやらされ、新宿を出たのが午後9時を過ぎていました。夕飯を買うお金がなくて、売店で買った30円のキャラメルで空腹をしのいだことは、今思えば懐かしい思い出です。さすがに毎日この時間で帰宅することは、正直なところ自信がなかったので、結局水泳部と縁がありませんでした。

 一週間前、妻の出身校である佐賀県の佐賀北高校が、甲子園の切符を手にしています。甲子園で母校同士が対戦し合えば、まさに夫婦対決です。県大会や都大会を勝ち進んで行く自体、とても難しいことですから、夫婦の出身校が同じ大会に出る確率は相当低いはずです。

 にわか愛校心を持った私のような者を、こんなにも喜ばせてくれた選手たちには、感謝以外の言葉が見つかりません。たとえ日帰りでも、甲子園に応援に行ってみたいと思います。

最新記事