今月の一言 2019年7月

 今年は6月の中旬ごろから、ラズベリーが採れるようになってきました。ラズベリーはキイチゴの仲間で、赤くて甘みと酸味が調和した味で、生食でも美味しいですし、ケーキやパフェにのっているのを見たことがあると思います。我が家では、ヨーグルトと一緒に食べたり、ジャムにしたりします。収穫時期は、梅雨時と品種によっては秋にも採れます。手入れもさほど難しくなく、毎年根っ子を張ってどんどん増えます。  増えると言えば、6、7年前にホームセンターで買ってきて植えた謎のキイチゴです。5年経っても木が生長するばかりで全く実がなる気配がありません。大きいものでは背丈を優に越し、あちこちに新しい木がどんどん伸びてきて、風で倒れないように支柱を立てるのが大変です。ここまでになると、もしかしたらキイチゴではない苗木を間違って買ってきてしまったのではないかという疑念が生まれ、処分することも検討しました。しかし、去年の初夏のある日、密集した葉の奥に、だいだい色をしたラズベリーのような実がなっていました。注意して見ると奥にもそれらしきものが葉の裏に隠れていて、5、6個採ることができました。早速、図鑑で調べてみると、キイチゴの仲間で梶(かじ)イチゴという種類であることが判明しました。味は正直に言って、少し酸っぱく甘みも感じられませんでした。  桃栗三年柿八年と言いますが、何事も成し遂げるにはそれ相応の時間がかかるものです。そんなことさえ忘れて、危なく切ってしまうとことでした。そう言えば、毎年たくさんの実をつけるシークワーサーも、小さな苗を植えてから初めて実がなるまでに15年かかりました。  今年も。ベリー類の先頭を切って、梶イチゴがなりました。早速、その場で一つ食べてみましたが、しっかり熟しているはずなのに、ラズベリーとは比較にならない味です。結局、20個もならずにシーズンを終了してしまいました。

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