今月の一言 2019年2月

 去年の正月から始めた七福神巡りを、今年も2日に行ってきました。去年は、あきる野市内の増戸の大悲願寺をスタートして、初夏には蛍で有名な十里木の徳雲院の七か所を巡りました。歳をとって特に信心深くなったわけではなく、何かを目標に歩くことで新しいことを見つけることができるかもしれないと思ったからです。しかし、本当の理由は、正月に何もやることがなく、ただ自宅でごろごろしているよりはましだと思ったからです。  今年は、都下から一気に都心に場所を変え、目黒区と港区にまたがる元祖山手七福神を巡りました。目黒駅から弁財天の幡竜寺をスタートして目黒区内には三か所、毘沙門天の覚林寺がゴールとなる港区内には四か所、所要時間は2時間位でした。昨年と比べて距離はほぼ半分、アップダウンも少なく快適でした。家やマンションが密集した間にポツンと建つ寺院は、そこだけタイムスリップしたような雰囲気が漂っていて、何となく懐かしい気持ちになります。初詣客でごった返している目黒不動尊でも、七福神の社は境内の脇の辺りでひっそりとしていました。目黒はさすがに都会です。狭い道を歩いていると、俳優のKさんが普段着で初詣に向かうところに出くわしました。  いったん目黒駅に戻り、昼食をとってから白金台に向かって歩を進めました。白金台駅に近くなると、目黒通り沿いに超豪華マンション群が出現します。一度はこんなところに住んでみたいと思いますが、年末ジャンボにでも当たってなければ一生縁がないような建物を横目で見ながら次の寺院に向かいます。  最終のお寺の参拝もようやく終わり、各寺院で購入した小さな七福神だるまが七体揃いました。私の趣味の一つである街歩きをしている時、目立たない場所はつい素通りしてしまいがちですが、計画的に行くところを決めて行動するのも面白いと思います。行きあたりばったりも決して悪くありませんが、劇的な発見や出会いはあまり期待できるものではありません。計画表とまではいかないまでも、その場所のことをある程度予習しておいた方が楽しみ方が倍増するような気がします。

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