今月の一言 2018年1月

 夏合宿で毎年お世話になっている西伊豆の雲見に、また来てしまいました。ここは今では第二の故郷のようで、帰って来ただけで心が落ち着きます。

 冬の雲見は、夏の海水浴シーズンの喧騒が嘘のように静まり返っています。時より聞こえる漁船のエンジンの音と、遠くに見える霊峰富士が神々しくそびえています。今年は例年と比べて富士山頂の冠雪が少なく、黒い地肌が薄く見えています。

 自宅から車で3時間、高速道路が整備されたおかげで、雲見がだいぶ近くなりました。以前は片道で200キロ、5~6時間はかかりましたから、気軽に行ける場所ではありませんでした。それでも、学生時代から数えても三桁の回数で通い続けています。

 寒い時期は、海に入れませんから、釣りが目的の一つになります。駿河湾特有のうねり(高波)や強い西風が吹く時は無理ですが、どんな寒い時でも竿を出します。途中の沼津の漁港でエサになる生きたアジを買って、20年ほど前から始めた始めたイカ釣りが始まります。イカは日没後が勝負となりますが、明るいうちから釣れることもあります。

 イカにも種類がありますが、私が目指すのはアオリイカです。イカの王様と呼ばれ、味は言うことなしで、釣り味も最高です。この釣りを始めると、他の魚を釣りたいという気持ちがなくなります。一年中釣ることが可能ですが、月に2,3回行くこともあります。

 釣りは自然が相手ですから、当然一匹も釣れないことがあります。長い時間をかけてやってきて、お土産なしで帰るのはもちろんさびしいことですが、大自然の中に溶け込んで、日常から離れることもたまにはいいです。スローなペースで過ごすのは、海は打ってつけの場所だと思います。

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