今月の一言 2017年11月

 先日は大型の台風21号が東海地方に上陸し、各地に大きな被害をもたらしました。日本では。夏から秋に

かけてが台風シーズンです。よく祖母や年配の方が、「蜂が低い場所に巣を作ると台風が来る」と言っていて、実際、今年駆除した蜂の巣は確かに低い位置にありました。今回も東京ではさほど大きな被害はありませんでしたが、洪水や土砂崩れに遭われた地区の方々には本当に胸が痛みます。

 私が子供の頃、台風や大雨は一年に数度しかない遊びの機会を与えてくれました。今考えるととても危険なことですが、大雨で川が茶色く濁ると、普段では滅多に見かけないギバチ(ギギ)という魚が釣れるのです。アンマ竿という2m位の細い竹の竿に、糸とハリとオモリを付けただけの簡単な仕掛けです。エサは畑の横にある堆肥の山からミミズを掘って、それを缶詰の空き缶に入れて増水した川に行きます。もちろん家には川へ行くことは内緒です。増水のピークが過ぎ、川の水が徐々に減り、濁り具合が良くなってくると、ミミズをハリに付けて投入します。程なく竿がしなり、20㎝から30㎝のギバチが釣れます。いい時には入れ食いとなり、持ってきたバケツの中に入れます。ギバチはエサを丸呑みするので、ハリを外すのが一苦労で、胸ビレには鋭い棘があるので注意しなければなりません。釣れた魚は家に持ち帰り、その日の夕飯あのおかずとなります。

 昔は子供の世界では、縦の関係がはっきりしていました。幸い私たちの周りは上下関係が厳しい地区ではなかったので、遊びも上級生から伝授されたりすることが多かったようです。ちょっとした災害があっても、罰当たりのようですが、遊びのために逆に利用しようとするしたたかさがありました。

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