今月の一言 2016年2月

 冬期講習が終わった週末、埼玉スタジアムへサッカーの試合を観に行きました。母校が全国大会の準決勝まで勝ち進んだため、にわかに愛校心が出てきたのです。高校在学中に、東京都の決勝で応援に行って以来、実に40年ぶりになります。当時のことはほとんど記憶になく、男子校だったこともあって、華やかな応援などは全くありませんでした。  初めてチケットを買ってスタジアムに入りましたが、第一試合がまだ途中で、会場の雰囲気はテレビでは味わうことのできないものでした。前から9列目の席に座ると、選手たちの姿や動きが間近に見えて最高でした。その日は晴れてはいたもののとても寒く、座っているだけでもどんどん身体が冷えていきますが、応援席から聞こえる大きな声援と迫力のある応援歌などが会場の空気を暖めているようでした。やはり若さというのは、何事にもかえがたいものです。  準決勝が始まりました。これだけ選手の近くにいると、自分もボールを追いかけている気分になってしまうから不思議です。これこそ生で観る試合のいいところです。しかし、臨場感がある分、ついつい興奮してしまい、チャンスが生まれた時や逆に相手に攻め込まれた時などは立ちあがってしまったり、自然と声のボリュームお上がってしまいます。試合は、前半に1点を失いましたが、後半に同点とし、さらにロスタイムで得点して決勝に進みました。誰もがPK戦だと思っていましたが、最後の最後で最高の演出を見せてくれました。劇的なゴールが決まった瞬間、思わず隣の人と握手をかわしていました。  決勝は、福岡県の代表に5-0の大差をつけられて負けましたが、仕事で観に行けなかったのが幸いでした。観戦していたら大変なことになっていたでしょう。  準決勝が終わった後、すぐに帰らずにスタジアムの中を歩いていると、元日本代表でサッカー解説者の北澤さんに出会い、一緒に写真を撮っていただきました。人生初のスタジアムでの観戦、母校の勝利の感動、そして思わぬ出会いというお土産がつき自分でもわかるくらい、にやにやしながら帰路につきました。

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