今月の一言 2015年9月

 今年の夏の暑さは異常なものでした。梅雨が明けると、私は休みの日は一日中、平日は午前中の時間を使って植木職人に変身します。去年一年サボったツケが今年に回ってきて、伸び放題の植木が待っていました。炎天下の仕事はきつく、吹き出す汗で仕事着も水浴びしたようにびっしょりになります。それでも、バッサリ切った植木はまるで散髪後の頭のようにすっきりしていて、風通しも良くなります。時々訪ねる鎌倉のお寺の庭を思い出しながら鋏を入れると、不思議と枝の方から切る場所の指示をしてくれるので、その通りに切り揃えていきます。  実際に木に上ったり、脚立の上に上がって切っていくのは、とても楽しい仕事です。しかし、切った後の枝や葉を片づけるのは面倒で、できればやりたくない仕事の一つです。昔はしばらくそのままにした後、枯れたら燃やしてしまえばよかったのですが、今はちゃんとした長さに束ねたり、可燃物の袋に入れて出さなければなりません。その上、出す個数の制限もありますから、枝は上手に束ね、袋にも効率よく入れなければなりません。  先日、庭木の手入れをしていてびっくりすることが起きました。脚立を移動しようと肩に担いだら、その脚立の上に蛇がいて、その蛇が私の右の目の下に噛みついてきたのです。幸い骨に当たり噛むことができず、私の背中を伝わって落ちて行きました。体調1m程で、マムシではなかったので安心しましたが、蛇が大の苦手な私には考えてもぞっとする出来事でした。今まで、蛇に足を噛まれたり、蜂に刺されたり、毛虫の攻撃をうけたり、外にいるとろくなことはありません。  子供の頃は、野山や川が遊び場で、確かに周囲には危険がいっぱいでしたが、そんなことは全く気にせず遊んでいましたし、実際に危険な蛇などに遭遇したこともありませんでした。昔は人間と他の生き物との境がしっかり決まっていて、お互いに侵すことが少なかったからかもしれません。人間のせいで生き物も住みづらくなってきているのでしょうか。

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