今月の一言 2015年7月

 3年位前までは、毎年沖縄に通っていました。夏休みに生徒を連れて行く下見を兼ねたり、南の風に誘われて特別な計画も立てずにぶらっと行くのが好きでした。穴場を探して那覇の町街を歩き回ったり、地元の人でもほとんど行かない場所を訪ねるのも楽しみでした。また、地元ならではの食べ物を試したり、方言(年配の方ほど聴き取るのがむずかしいですが)にふれるのも旅情をそそります。そして、どんどん深みにはまっていき、抜け出せなくなってしまいました。

 沖縄の海は、本土の海と比べても、とても同じ海としてつながっているとは思えず、何もかもが異質のものです。海には人を招き寄せる魔力があり、私の沖縄通いの原点がここにありました。5年位前に、離島の渡嘉敷島に行った時、海のあまりの美しさに、すぐにマスクとフィンを付けて泳いでいました。息を止めて一気に深く潜った時、水着のポケットに違和感を覚え、触ると携帯電話のバイブが鳴っているのです。慌てて浮上すると、しばらく音を立ててからプツンと切れてしまいました。4日前に買ったばかりの携帯電話です。夕方、那覇に戻って携帯ショップで手続きをしましたが、その時からしばらく消息不明な⑦状態に陥ってしまいました。あれば便利なものでも、こうなってはお手上げです。  8年ほど続いた沖縄通いの熱も、ある年突然冷めてしまいました。急に行く気がなくなってしまったのです。理由はよくわかりませんが、飽きてしまったのかもしれません。しかし、最近になってまた沖縄に行ってみたくなってきました。どこかで沖縄の唄を耳にしたり、特に三線の音色は私を南の島に誘います。美しい海で魚たちと戯れ、ビーチでのんびりとしながら本を読んだり昼寝をしたり、まさにこれこそが至福の時です。  沖縄では、本土より早く梅雨明けを迎えます。今年は無理でも、来年はまた沖縄通いを復活させたい。そのためには一生懸命働かなければなりません。

最新記事