今月の一言 2021年5月

 先日、市内の網代にある弁天山に行ってきました。その日は初夏を思わせるような天気で、まさに山登りには最適の気候です。弁天山は、麓から20分程度歩けば山頂に達するほど傾斜が緩やかな山です。幼稚園の年長さん位ならどんどん登れる山ですが、ちょうど去年の今頃から一年間運動をサボり続け、しかも空気の流入を妨げるマスクを着けた身体には、正直最初は少しこたえました。同じ20分でも、夏の合宿で行く雲見の烏帽子(えぼし)山に比べれば、普段なら走って上がれる山です。途中には神社があったり、洞窟があったり、子供連れには楽しいコースです。頂上から見える景色は低山にもかかわらず、都心のビル群も見渡すことができます。双眼鏡を使うと当校のビルもはっきり見えます。


 山の中腹には、明らかに何か建造物があったであろう跡が残っています。昭和40年代くらいまで、そこにリフトがあって、山麓から中腹までそれに乗って行けたそうです。中腹から頂上までは徒歩で行かなければなりませんが、中腹にある神社への参拝客や子供たちが利用したであろうことが想像できます。そう言えば子供の頃、山から下りた秋川にはボート場がありました。川を堰き止めてあるので水深もかなりあり、ボートに乗っていると水の中に吸い込まれそうな恐怖を覚えたものでした。水面近くの土手に古いお地蔵さんがあり、そこで水難事故に遭われた人のものだと聞くと、本当に引き込まれそうな気持ちになったことを今でも忘れません。


 緊急事態宣言が出されましたが、期間中ずっと家に籠るのはさすがに辛いですので、たまには市内の自然に触れる機会を作ろうと思っています。折角これだけ山に囲まれた場所で暮らしているのですから、徒歩で行ける範囲でしたら散歩を兼ねて行くのも悪くありません。人と接触することがほとんどなく、美味しい空気を吸いながらの山歩きは最高です。畑仕事や庭仕事に飽きたら気晴らしに出かけてみようと思います。

最新記事