今月の一言 2021年4月

 先月の終わり頃から、実家とビルの裏で椎茸が出てきました。3年前に近所で大きなクヌギの木を20本ほどいただきました。早速、その原木に電動ドリルで穴をあけ、そこに椎茸の菌を木づちでたたいて入れます。数年後に椎茸が出るのを想像しながらリズムに合わせて進めるこの作業が楽しくてたまりません。その後は、原木を設置する場所を探さなければなりません。森や林などの直射日光が当たらない風通しがいい場所が理想ですが、残念ながら適当な場所がないので、小屋を作り、その上に日除けシートをかぶせたものを実家と塾のビルに設置しました。

 学生の頃、実家で所有していた山に原木を切り出しに行きました。ナラやクヌギの木をチェーンソウーで切り倒し、それを90㎝位に均等に切って山から運び出します。それを小さなトラックで何度も運んだため、サスペンションがおかしくなりとうとう廃車になってしまったほどです。当時は実家にビニールハウスがあったので、時期をずらして栽培することも可能でした。原木の椎茸は茎が太くかさも厚みがあるので食べ応えがあり味もいいです。

 椎茸栽培にはナメクジという厄介者が邪魔をします。彼らは夜に行動するので、塾が終わってから駆除しなければなりません。特に、新しい芽が出たところを食べられると、それ以上生長しなかったり、キズがついて商品価値が下がってしまいます。(趣味でやっているので売るわけではありませんが)去年の春頃から彼らの行動が本格化し、帰る前にはナメクジ捕りが日課となりました。いつもポケットにはライトとピンセットが入っていますから、職務質問で持ち物検査をされれば怪しさ満点です。ナメクジは一本の原木に対して一、二匹位しかいませんし、丁寧に駆除すればいなくなってしまいます。

 「手塩をかけて育てる」という言葉がありますが、椎茸は時々原木の位置を変える位で割とほったらかしにしておいても栽培できるので、趣味でやる分には手間がかかりません。収穫の喜びを味わえることと、お世辞でも美味しかったと言ってくれることが何よりもうれしいです。

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