今月の一言 2021年11月

 最近、自宅の周りで野生動物が出没するようになりました。同じ市内でも山間部などは、小動物以外にも猿やイノシシなどが出没するのは珍しくないようです。先週の夜中、畑に仕掛けたカメラにイタチが写っていました。種を植えたばかりの畝の上に、猫や犬のではない小さい足跡が残っていました。ほんの数秒畑を横切っただけですが、小さくてスリムな体を何十年ぶりかで目にし、懐かしさがこみあげてきました。

 小学生の3,4年生の頃、一時期子供たちの間で鳩を飼うのが流行って、私も最終的に12羽位まで増やしたことがありました。そのうち、5,6羽はベーゴマと交換して手放し、残った鳩を朝晩外に放すのが日課でした。しかし、ある朝、小屋に鳩が一羽もいなくなっていました。イタチの仕業です。夜中までに一羽残らず襲って、夜明けまでには死骸まで運び去ってしまい、小屋の中は一面羽根が散らばり、血もまだ乾いていませんでした。小屋には鳩が入る小さな入り口だけしかありません。鳩の全滅は、結果的に鳩飼いに終止符を打つことになりました。

 先日、隣の方から昼間にタヌキが二匹庭先を歩いていたとお聞きしました。周辺の夏の草が限界まで伸びた場所は、彼らが隠れたり休んだりするには絶好の場所です。彼らが食べるものも、可燃ゴミで出す残飯などが週に二回は各家の前に出されますから、それを失敬すれば空腹の心配はありません。子供の頃は、今よりも自然が多く残っていましたが、自宅の周りでタヌキやキツネなどを見た記憶は全くなく、むしろ何十年も経ってから見るようになってきました。

 12年前までは塾に送迎バスがあり、交通の便が悪い地区などの生徒が利用していました。私もほぼ毎日ハンドルを握っていましたが、夜の送迎では時々様々な動物に出会いました。最も多かったのがタヌキで、キツネや猿、一度小鹿が道路を横切ったことがありました。一番驚いたのはテンです。体長は1メートル以上あり、黄色い毛が鮮やかな金色に見えて、しばらくバスを停めて見とれていました。

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